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阿部 勝雄

インタビュー時 ウェイブズ中華業態リーダー 兼 大天門浜松町 店長 
現 ウェイブズ中華業態リーダー 阿部勝雄
インタビュアー 日野雄一

キッカケ|自分に嘘をつかない職種ってなんだろう?

日野)実は僕たち同い年でよく話すけど、こういう畏まった話ってなかなかしないよね。阿部さんは飲食業界は長いの?

阿部)24歳からですね。それまではアパレル業界でした。洋服が大好きで18歳から6年間、ずっとこの業界で飯を食っていくと思っていたのですが、ふと24歳のときにアパレル業界に限界を感じてしまった。

日野)限界というと?

阿部)当時は古着を売っていて。好きな服に囲まれて、ベンチャーな会社でノリも良くて毎日が楽しかった。会社が大きくなるにつれて古着が売れなくなってくると、次に利益率の高いオリジナル商品を売り出すわけですよ。社員で働いていたんでそのオリジナル商品を一押しで売る。自分が売りたいものを売るだけじゃだめになってくる。頭ではわかってるんです、それが会社のためだって。でも自分のこだわりに嘘をついて物を売ることに苦痛を感じ始めたんですね。

日野)なるほど。大好きな業界だからこそ、辛くなったんだね。

阿部)そう。そこから、自分に嘘をつかない職種ってなんだろう?って考えるようになった。
もともとお酒が好きだったし、お客様と直で接する飲食業は魅力的でした。
24歳一大決心をして、地元でバーテンダーへ転向、そのあとはバーや高単価なレストラン業態、いろいろな飲食店で経験を積んだ。

日野)じゃぁ、そこから飲食業どっぷりなんだね。

阿部)そうですね。28歳のとき、二つ目の分岐点がありました。
アパレル時代にお世話になった大先輩が独立して新しく飲食の会社を立ち上げ、渋谷で飲食店を開いたんです。その2号店の店長として、働かせてもらいました。
もう大先輩で師匠ですから、また一緒に仕事ができる喜びと、お互い前よりも成長した自分を見せてやろうっていう意気込みでいっぱいでした。
でも、任された2号店の売上がうまく立たず、独立してベンチャーでやる大変さや飲食業界の厳しい一面を思い知りました。
そんな時、尊敬している大先輩から降格人事を言い渡され、1号店の社員でやり直した。そこから、自分が変わったと思います。良い意味で。

日野)良い意味で?普通に考えると挫折だよね。

阿部)それまでは尊敬する大先輩の背中をずっと追いかけていた。でも人間みんな違うので、その人にはなれないんですよね。これからは自分が考え、自分のやり方で、自分が思う行動をしよう。

日野)あぁ、それって本当の意味で、自分に嘘をつかないってことだよね。

Whavesとは|あいも変わらずエンジョイさせてもらってます。

阿部)1号店の社員になった自分は何もかも一から、自分が考えられる施作は全部やった。徐々に売上も伸び、メディアにも取り上げられて結果を出すことができたんです。そこで、よし。違う会社に行こうって決意しました。

日野)なんで?!

阿部)あえて大好きな先輩から離れて自分の力を試す時が来たと感じました。
結婚もしていたし、子供がもうすぐ生まれる頃だったので、そういう決断の時期だと思ったんです。

日野)普通はその時期に動こうなんて思わないんじゃない?怖くなかったの?

阿部)自分を信じてたので笑。自分のやりたいことをやらせてくれそうな、ウェイブズの募集要項に可能性を感じました。そして早2年。あいも変わらずエンジョイさせてもらってます。

日野)ウェイブズのバー業態、BALLY’S田町の店長から始まり、今では中華業態リーダーですが、バーと中華という業態の違いに苦戦はしなかった?

阿部)飲食業が好きなんでしょうね。お客様とリアルに話したり触れ合ったりして、その結果、次につながるって飲食業ならではですよね。芯の部分は一緒だから業態の違いは感じないかなぁ。

日野)店長からリーダー職となって、仕事量も、責任も、束ねるものも増えたと思うけど、その辺はどう感じていますか?

阿部)意志や理想は押し付けたくないって思います。個性を潰すのは良くないなって思う。リーダーだから全てを仕切るってことを考えるより、「楽しむ」ことを忘れさせないでやるのが大事なのかな。いろんな悩みがあっても精一杯楽しく生きる!を自分が率先してます。

未来|今は極端に言うと「社員9割の会社を作りたい」

日野)2年前の自分とここが変わったなって思うところは?

阿部)ずっとブレないんですけどね笑。ウェイブズに入って、影響を受ける人は増えたなっていうのは感じる。
自分を表現できる人が集まっているし、その人達の生き方を見せつけられると自分はもっともっとやってやろうって気になる。自分が変わったというより環境が変わったのかな。
影響を受けて、やりたい事がたくさん生まれて、それをやらせてくれる会社がある。

日野)今後やっていきたいことってあります?

阿部)ウェイブズに入ってきた当初はベンチャー企業でどこまでやれるかやってみたいって思ってたんですけど、今は極端に言うと「社員9割の会社を作りたい」。
飲食業って優遇されないイメージがあるんじゃないかと思うんですよ。
営業時間も長いし、立ち仕事だし。定年まで働けないとか。自分はそのイメージを払拭したい。その思いに賛同してくれる人が例えば社内に9割いたら、すごいパワーが生まれるし、世の中も変えられるんじゃないかと思う。
もちろん、社員だからいいというわけじゃなくて、同じ思いで頑張ってくれているアルバイトの人たちもいるのがウェイブズのいいところ。でもどこかで飲食業って不安定だから社員にはならない方がいいなって思っている人がいるなら、やっぱり悲しいじゃないですか。
実際ウェイブズ創業9年になるけれども、この2年間で労働時間短縮やリーダー制度導入、雇用制度の見直しが進んだ。それは一人一人が会社をより良くする為のアイディアを表に出せる環境を全員で作り上げてきた結果だと思う。
オペレーションやマニュアルではなくて、同じ「思い」が原動力となるような仲間をどんどん増やしたいんです。

インタビュアー 広報部 部長 日野 雄一

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