2025.05.19

4月のショートコース2品目

■しらうおとうすい豆のソプ

白魚は春の訪れを告げるお魚です。
近海魚で、春先に産卵のため川へ上がるところをとらえます。
生きているうちは半透明ですが、火を入れることにより真っ白になるため白魚というそうです。
産地は島根県の宍道湖が名産ですが北海道から九州まで全国に広く分布しています。
丸ごと召し上がって頂くお魚ですので、
骨を丈夫にするカルシウムやマグネシウムを多く取ることができます。

ソプはうすいえんどう豆で拵えました。
産地は主に和歌山県や大阪府などで、
古くから関西地方では「豆ごはん」といえば「うすいえんどう」
というように長く親しまれてきました。
地元では略して「うすい豆」と言われているそうです。
栄養価は豆類の中でも特に豊富で
炭水化物、食物繊維、ビタミン、鉄分が多く含まれています。
白くて甘いふわふわとした白魚と新芽や若葉のような
色鮮やで甘みのあるうすい豆のソプで春の滋味を愛でて頂きたいと思います。